アスペルガーを持った人と話しをするときには、まずはアスペルガーと言うのがどういう物かを理解して上げることが大切です。


この時にやりがちなのが、アスペルガーの人の性格や行動を無理に変えようとすることです。確かに、アスペルガーの人の特徴として、「変わり者だ」とか「人に迷惑をかけている」と捉えられがちです。


その上、多くのアスペルガーの患者の人はそのことについて自覚がありません。これにより、自己中心的な態度に見えてしまいますため、非難されたり叱責されることも珍しくはありません。


もちろんそれには悪意がある訳ではなく、本人のためだと思って行動する方も多いでしょう。


ただ、アスペルガー症候群は口頭でサッと説明されたからと言って、すぐに変えられるものではありません。しかも、今のところアスペルガーを完治させるような治療薬が無いと言うことも意識をしておく必要があります。


また、アスペルガーの方と接する側がイライラした態度で話しをしたり、無理に治そうとすると、それが本人にとっての強いストレスとなり、さらにアスペルガーの状態が悪化したり、心を病んでしまう原因にもなります。


周囲の人に求められるのは、アスペルガーの人を改善させるという働きではなく、まずは理解をしてあげる。これに尽きます。


それでは、実際にはアスペルガーの人にはどのような接し方が望ましいのでしょうか?

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やるべきことのみを伝えてみる



アスペルガーの方の多くが、人の心を読み取ることを困難なものとしており、その場の空気を感じることが出来ずに周りから若干浮いてしまいがち。その上、規則正しい行動を優先しようとする性質がありますから、人の感情や都合よりも自分のスケジュールを第一に考えます。


このような対応をされると、「何で自分中心で動いているの!人の気持ちを考えてよ!」と思ってしまうかもしれませんね。ただ単純に人の気持ちを考えてよ!と発言をしたところで、アスペルガーの方は、なぜ自分が怒られているのかが分かりません。


なぜなら、抽象的な人の気持ちを読み取ることが苦手だから。そのため怒られている理由が分からぬまま、どんどん不満が溜まって行ってしまいます。


このような場合は、怒っていても仕方がありませんので、やるべき事のみを伝えて、それを実行してもらいましょう。


「気持ち」を説明するのではなく、「行動」を伝えることで、相手の気持ちを読み取る能力が苦手であったとしても、自分が何をすべきかを理解していれば、それに対応することが出来ます。


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会話は要点のみを伝える



アスペルガーの人に回りくどく説明をしてしまいますと、話しの本題をつかめなくなってしまいます。


私たちは、とある物事に対し、それが起きる原因を長々と述べられてから結果を伝えられても、頭の中で理解をすることが出来ますが、アスペルガーの方は、その話の中から何を自分に伝えたいのかと言うのが分かりません。


特に日本人は、物事をそのまま要点だけ伝えるのは、冷たいのではないか、と考えてしまう傾向がありますが、このような気遣いは逆に混乱を招く原因となってしまいますので、極力避けて行きたいですね。


本当に伝えたい情報を分かりやすく、端的な言い方で伝えて上げましょう!シンプルに伝えるのが1番ベストです。告白と同じですね。



×「今、味噌汁を作ろうと思って冷蔵庫を見たんだけど、豆腐が無くてね。いやー昨日まではあるつもりだったんだけど私認知症なのかしらね?ということで、スーパーで豆腐を買ってきてくれない?」
◯「スーパーで豆腐を1丁買ってきてね」