大人の方で、例えばこんなことはありませんか?

    ・自分のことばかりを考えて、他人の都合は一切考慮しない
    ・専門的な知識に優れているが、一般的な常識が通じない
    ・一人でいることを好みがちである
    ・人に冗談を言われてもそれを冗談だと認知が出来ない
    ・興味がないことにはとことん興味がない
    ・自分の何気ない発言が人を傷つけていることに気が付かない
    ・場の空気が読めない行動や発言をしてしまう



もしも、上記に当てはまる項目があるようでしたら、あなたは大人のアスペルガーである可能性があります。
大人のアスペルガーとは一体何なのか、またかかってしまう原因・対処法について探って行こうと思います。


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大人のアスペルガーとは?



発達障害という言葉があります。この発達障害と言うのは脳が上手く機能せず、知能や運動能力が一般の人と比べると劣るのが特徴で、広く知られているものに自閉症があります。


この自閉症の特徴は、①人との交流が苦手だ、②自分の思いを言葉として発することが苦手だ、③行動に極端な偏りを持っている、と言う3つの障害が主な症状となります。


その中でも(大人の)アスペルガーは、知的障害を伴わない高機能自閉症の一種となるのですが、通常の自閉症とは異なり、先ほどの①と③に関しての特徴が見られるのですが、②の他人に自分の意思を伝えるという面から考えると、一般の人と何ら変わらないコミュニケーションを取ることが出来ます。


だからと言って、人と円滑なコミュニケーションを取ることが言われるとなると、それがちょっと難しくてですね・・、大人のアスペルガーの方本人からしてみたら、全く悪気を持って発言したつもりはなかったとしても、相手を不快にさせてしまうと言ったことが多々あるようです。


こうした状況から、大人のアスペルガーである方は、しばしば交流関係にひびが入ってしまうことに悩んでいるようです。

原因は?



よく、このような発達障害を育った環境に大きな影響を受けている、と思われがちですが、実は大人のアスペルガーって先天的な脳の機能の特性に由来しており、過去にいじめを受けたからとか、親の育て方が良くなかったとかそういう訳ではないようです。


簡単に言えば、大人のアスペルガーの方は他の多くの人と、物事に対する捉え方が違うと言いますか、独特の思考を持っていることが多いようです。


アスペルガーになってしまう決定的な原因と言うのはまだまだ現代の技術をもってしても解明はされていないようですが、考えられる原因として脳の一部が機能をしていないこと、もしくは神経伝達物質の量が影響しているといった感じですね。


大人のアスペルガーの症状は?


対人関係が築けない



人は1人では生きて行くことが出来ませんので、あらゆる他者と交流を持ちながら生活をしていきます。時には言い争いをしたりこちらが下になって相手の様子を伺いながら生活をしていくことがほとんどです。


ところが、大人のアスペルガーの方は、こういった人間関係を上手く構築して行くことを苦手とします。と言うのも、他者に対する表現の仕方でしたり、心の中、さらには言葉の本質を読み取ることが多くの一般の人とは異なるため、ほんの少しではありますが、対人関係を構築することが苦手なのです。


例えば、会社で誰かが怒られているとします。すると周りの人は空気を読んで誰も会話を交わそうとはしません。恐らくこれが世間一般の反応でしょう。


ところが、アスペルガーの方はその場の空気がどのような状況であるのかを察することが苦手なため、本人は悪気はないのでしょうが、いきなり近くにいる人に何気ない雑談を投げかけたりします。


周りの人からしてみれば「何で怒られている人がいるのに、この人はこんな空気が読めないんだ・・」と感じてしまうでしょう。特に大人のアスペルガーという病気を知らない人からしたら、ただの空気が読めない人だと思われてしまいます。


このようなことが積み重なることで、相手を怒らせたり面倒くさい人だ、と敬遠されることも少なくないのだとか。

1つのことにとことんのめり込む



大人のアスペルガーの特徴として、一つの専門的な分野にとことんのめり込むと言う症状が見られます。


よく言えば、一つのことを突き詰めた専門分野のスペシャリスト、悪く言えば、その分野でしか活躍できない他の分野では融通が利かない人ということになります。


本当に一つのことにのめり込むのが特徴で、場合によっては何時間も1つの作業に徹することが出来たりもします。その一方、自分の興味が持てない分野に対してはとことん苦手でして、興味がないから覚えようとしない、想像力が働かないから予想外の出来事が起こると激しく混乱をすると言った事態になることがあります。


また、とある専門分野のスペシャリストとは言えども、その分野をさらに展開して行こうとなると思いのほか苦戦することもしばしば。


また、こだわりが強いですので特定の規則的な物事や、数字の並びなど誰も覚えないようなこともスラスラと覚えているということもあるのだとか。

大人のアスペルガーは専門医で治療へ



大人のアスペルガーの治療は主に精神科の受診で行われます

初診時には


・心身の症状で困っていることや悩んでいること
・この症状はおよそいつから始まっているか
・それが起こるきっかけとなる出来事はあるか
・今までどんな仕事をしてきたのか
・今までの家庭環境
・出生時はどのような状態であったか
・性格はどうか、対人関係は苦手か
・持病の有無、常用薬はあるのか


などを聞かれます。


このようなことは特に、大人のアスペルガーの人ですと回答をする内容が非常に多くなってしまいますので、混乱をしてしまうことが予想されます。


ですので、あらかじめこのような内容に対する回答を作ったメモ帳などを診察時に盛って行くと良いでしょう。また、これらの質問以外にも合併症状の有無や、簡単な知能検査が行われることもあります。検査をしたからとはいえ、大人のアスペルガーの診断は難しいと言われています。


その理由は、特に成人してからこれまでどのような生活を送ってきて、ストレスレベルはどうかなどの総合的に慎重に判断をするので、心理的な症状を併発している場合が多く、診断は複雑なものとなります。

周りの理解も大事



やはり大人のアスペルガーを患った人が近くにいるようであれば、周りの配慮が大切になってきます。本人も頑張ってアスペルガーを治そうと努力はするのですが、周りの協力なしでは上手くいくことは難しいです。


特に、全くアスペルガーと言う物が何なのかを知らないような人であれば、「ただの変な奴」だと思われてしまうために危険です。逆に、この人はアスペルガーなんだから多少空気が読めないこともあるのかな?と思っていれば、些細なことから大きなトラブルに繋がることも少ないはずです。


本人が大人のアスペルガーの治療を行う事はもちろんのこと、周りにいる人すべてがアスペルガーに対するただしい知識がモテるようになるといいですね。