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現在引きこもりである方の大半の方が、引きこもりから脱出したいとお考えになっていることだと思います。でも、どうしたら脱出することが出来るのかが分からない場合や、脱出したところで世間からの風当たりを強く受けるのではないか・・と不安に感じてしまいます。


そもそも、今回の記事のテーマである「引きこもりを脱出」とはどのような状態になれば達成出来たと言えるのでしょうか?


人それぞれその定義は異なるかと思いますが、私は人と円滑なコミュニケーションが取れ、義務教育を終えているのであれば、親に頼らず自分一人の力だけで生きて行くことが出来る状態が、引きこもり脱出へのゴールだと思っています。


そこまでコンスタントに達成出来ればいいのですが、やはりそれはとても困難を極めることでしょう。それでは、引きこもりを脱出するためには一体どうしたら良いのでしょうか?

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引きこもりを脱出する方法


1.規則正しい生活を心がける



まず、達成するために1番難易度が低いのはこれ、規則正しい生活を心がけることだと思います。ここで言う規則正しい生活とは、

    ・夜の日付が変わる前に眠りに付き、朝の8時前には起きていること。
    ・毎日きっちりと3食食べる事。




この2つが当てはまります。


引きこもりの方は、夜更かしをして朝頃ようやく眠りに付き、夕方に目を覚ますという生活をしている方が統計的にも多いと言われています。そして、なぜ規則正しい生活をすることが引きこもりの脱出に繋がるのかと言いますと、体内時計が元に戻り、心身共に正常な状態に近づくからです。


不規則な生活(昼夜逆転生活)と言うのは、自律神経に乱れを生じさせてしまいます。自律神経とは、神経を興奮させる作用のある「交感神経」と、神経を落ち着かせてくれる作用のある「副交感神経」の2種類があります。不規則な生活をしていますと、この内の交感神経の働きが強まってしまい、常に神経が過敏になるためイライラを感じてしまったり、無意識の内にストレスを溜めやすくなってしまいます。


本来リラックスをするための行為である、入浴や睡眠などをしている時でもこの交感神経の働きが強く、心と体が休まるタイミングがありません。これではどんどん気持ちはマイナスの方向へと進んで行ってしまいますよね。


まず出来る事は朝起きて、しっかりと朝日を浴びてみましょう。朝日を浴びることで、リラックスをもたらしてくれるホルモンである、「セロトニン」が多く分泌されます。このセロトニンと言うホルモンは、別名幸せホルモンとも呼ばれており、うつ病の治療としても用いられる程の重要な役割を持っています。


セロトニンをしっかり分泌させることで、狂った体内時計を正常に戻しやすくなる、精神的にも落ち着けるようになるだけでなく、ネガティブだった感情がポジティブ思考へと転換するようになります。


特に人に会う訳でも無く、引きこもりを脱出するための第一ステップが規則正しい生活を心がける事。昼夜逆転が習慣化してしまった方は、なかなか元の生活リズムに戻すのは難しいかと思われますが、これを達成することが出来れば、引きこもりを脱出するための下準備が整ったという事になります。

2.筋トレをしてみる



1日中部屋に引きこもっているとどんどん心が窮屈になり、自分の思いを発散させることが出来なくなってしまいます。そこで、筋トレを実践してみてはいかがでしょうか?


簡単な筋トレであれば部屋の中でも行うことは十分可能ですし、何より体を動かした後の達成感は格別に感じるはずです。筋肉をフル活用してトレーニングを行う事で、知らず知らずの内に心に埋まっていたストレスをぶちまける事が出来てしまいます。


筋トレをするメリットはこれだけではなくてですね、筋肉にある程度の負荷が加わる事で男性ホルモンである、「テストステロン」が分泌されます。このテストステロンと言うのは、簡単に言えば闘争本能を奮い立たせてくれるホルモンで、自分自身に自信が持てるようになるのが特徴です。


これには、筋肉が付いて見た目が変わったことによる自信の表れという意味ではなく、体の中からメラメラと謎のやる気に満ち溢れると言いますか、イメージ的にはそんな感じです。


もちろん、筋肉が付いたり女性であればスラっとした体型になることで外見を自分の力で変えることが出来たんだ!という自信にもなりますのでまさに一石二鳥です。筋トレをすれば鬱から解放されると言われている筋トレ、まずは腕立て伏せや腹筋など簡単な物でも大丈夫ですので初めてみてはいかがでしょうか?


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3.散歩をしてみる



1,2を実践してみて数週間が経過をすると、あなたの心や体にも少なからず変化は現れているはずです。ここまで来たらいよいよ外へ散歩をしに行ってみましょう。


最初の段階であれば、昼間である必要はありません。深夜や早朝でも大丈夫ですから、まずは外へ出て外の空気を吸うという事が大切です。もしかしたら人とすれ違うかもしれません。


ですが、それほど気にする必要なんてないんですよ。近所で顔見知りの人でもない限りは、すれ違った人なんて言うのは全く興味がないのですから。引きこもりの方は人にどう思われるのかを気にしがちですが、世間の人は見ず知らずの人に対してそれほど関心を抱いている訳ではありませんので、そこまで気にしなくても大丈夫ですよ。


長い間人と接して来なかった方は最初は人に対して恐怖心を覚えるかもしれませんが、次第に慣れてきてすれ違うだけでは何とも思わなくなるはずです。


さらに慣れてきたようであれば、昼間など人が活動している時間帯に外に出て見たり、駅や繁華街などの人がごった返しているような所で慣らしてみるのもいいかもしれませんね。

4.人と会話をしてみる



人は一人だけでは生きて行くことは出来ません。絶対どこかで会話をしなければならない場面と言うのは出てきます。ですので、人への恐怖心が解かれたのであれば次のステップは人と会話をすることを目標にしてみましょう。


最初はコンビニやスーパーなどがいいですね。「袋はお付けしますか?」や、「◯◯カードはお持ちですか?」と聞かれるかと思いますので、それぞれ「はい」や「いいえ」と一言添えるだけでも会話をしたという事になります。


レベルアップをするのであれば、「◯◯下さい」とか、商品を受け取る時に一言「ありがとう」とアドリブを加えることで、さらに自分の成長を実感できるのではないでしょうか。出来れば声を掛ける時は相手の顔を見ながら話すのが好ましいですが、抵抗があるようであれば口や首元に視線を落としても問題ないと思います。


ここまで来たら後は経験を積んでいくだけです。警官や見ず知らずの人に場所を尋ねてみるのもいいですし、近所の人と何気ない世間話で盛り上がるのもありだと思います。


特に、自分の事を昔から知ってくれている優しい性格の持ち主であれば、事情は察してくれて深くまで突っ込むことなく普通の人と同様に接してくれるはずです。それでも人と話すのは緊張する・・と言う場合でしたら、精神科や心療内科への通院をおススメします。


相手は人の心の闇を熟知しているプロです。あなたが抱えている潜在的な悩みを上手に引き出してくれ、それを解決させてくれるための糸口を見出してくれることでしょう。話すのが苦手だという方は、医者やカウンセラーを会話としての道具として使ってみてもいいと思います。

引きこもりを脱出することで見える世界



引きこもりをしていた時は、自分の部屋に閉じこもっている訳ですから外の世界を感じ取ることが出来ません。ネット環境がある方でしたら、今ではネットでの交流も盛んになっていますので人付き合いや孤独で悩むこともないかもしれませんね。


ですが、それと言うのはあくまでバーチャルの世界です。もしかしたらネットで話しているその相手は架空の人物であり、実際の人物像とは大きくかけ離れている可能性があります。


実際に外に出て、実在する人物と交流をすることで、生きた体験をすることが出来るようになります。今まで自分だけの考えだけでは生まれなかったような考えを持つような人との交流も可能になりますし、何より見える世界が格段に変わる事は間違いないでしょう。


少し厳しい事を言いますが、あなたは一生をその部屋から出ずに過ごしますか?確かに、引きこもりから脱出するためには並大抵の努力では上手くいきません。ただ、可能性は0ではないんです。今自分が出来ることを一歩一歩着実にステップを踏んでいくことで昨日よりも今日、今日よりも明日成長している自分がいるはずです。このような積み重ねを継続して行くことで、いつかは引きこもりを脱出することが出来るはずだと思ってますので、諦めずに頑張って行って下さい。


また、引きこもりの方が最も心配しているのは、仕事をしてお金を得るという事。引きこもりの人はどのような仕事をして行けばいいのか分からない・・とお考えの方は引きこもりでも出来る仕事って何?職種と気を付けるべき点とは?のページにそのヒントが隠されているかもしれません。